真下に落ちる驚愕変化 ダルビッシュの“魔球”を投球分析家絶賛「全くもってエグい」

パドレス・ダルビッシュ有【写真:AP】
パドレス・ダルビッシュ有【写真:AP】

22日のドジャース戦で史上最速で1500奪三振を達成したダルビッシュ

 21日(日本時間22日)に行われたドジャース戦で今季7勝目をマークしたパドレスのダルビッシュ有投手。通算303勝をマークしたランディ・ジョンソン氏を抜き、MLB史上最速で1500奪三振を達成してメジャーの歴史に名を刻んだ。

 ドジャース戦では6回を投げて2安打1失点11奪三振と、圧巻の投球を見せたダルビッシュ。この試合でも強力な武器になっていたカットボールを、「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が分析。ダルビッシュ本人の解説とともに自身のYouTubeで公開している。

 ダルビッシュの好投を支えるカットボールに着目したフリードマン氏。自身のYouTubeチャンネルでの動画の中で「ダルビッシュが投げたこの90マイル(約145キロ)のカットボールは全くもってエグい。どれほどのジャイロ回転がかかっているか見てください。それにより球が真っすぐ落ちていきます」と、切れ味を絶賛している。

 また、ストレートの軌道と重ね合わせた“オーバーレイ動画”を分析し「96マイル(約154キロ)の直球と比べてみてましょう。(リリース後ボールの軌道は)同じような進み方をしてますが、90マイルのカットボールは真っすぐ落ちていきます」。ダルビッシュによると、ボールを握る際の親指の位置を変えることで球速を変化させているようだ。

 ドジャース戦の勝利で、田中将大投手(現楽天)に並ぶ日本人歴代3位のメジャー通算78勝目をマークしたダルビッシュ。34歳にしてなお進化を遂げる右腕から目が離せない。

【動画】「真っ直ぐ落ちる」と称されるダルビッシュの“魔球”カットボール

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