OP戦1号、ハム主将・中田に抱く“確信” 栗山監督「やってくれると信じてる」
OP戦1号の中田「感触は良かった」
日本ハムの中田翔内野手が4日、本拠地でのロッテ戦でオープン戦1号を放った。
3回、ロッテのルーキー・渡辺の低めスライダーを完ぺきにとらえ、左中間スタンドへ叩き込んだ。昨年8月18日西武戦以来となる札幌ドームでの豪快な一発。今季左胸に「C」マークをつけた主砲は「感触は良かったですね」と納得顔で振り返った。
昨季打率.216と低迷した主砲の再生と5位に終わったチームの再生を懸けて中田をキャプテンに指名した栗山英樹監督は、中田の順調な調整ぶりに目を細めた。「本当にうまく打った。今年はしっかり体をつくって、ああいう形になって自信になると思う。期待しているというより、やってくれると信じています」と揺るぎない信頼を口にした。
中田は2月23日の楽天との練習試合でも本塁打を放っており、ここまで実戦9試合で17打数7安打5打点。「ここまでいい調整ができている」と自負する通りの好成績を残している。
「しっかりボールを見ることと、しっかり自分のスイングをしていくこと」。現時点で心掛けている自身の調整についてそう語る一方、ロッテに2連敗して早くも闘争心に火がついた。「シーズンと関係ないとはいえ、勝負で負ければ悔しい。勝てるようにみんな集中している。その中で感覚をつかみながらやっていけたらいい」。開幕まで1か月を切った。個人としてもチームとしても最高の状態で迎えるつもりだ。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)