大谷翔平は「前代未聞」「スペクタクル」 折れたバット拾ってもらった選手も絶賛

日本人シーズン最多となる32号を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
日本人シーズン最多となる32号を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

大谷が折ったバットを拾い、手渡す行為が注目を集めた相手のアローヨ

■エンゼルス 5ー4 Rソックス(日本時間8日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地でのレッドソックス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、32号本塁打を放った。5回先頭で迎えた第3打席で勝ち越しの一発を放ち、松井秀喜氏の持つ日本人シーズン最多本塁打記録をオールスター前に更新し、試合後はレッドソックスの選手からも「本当に前代未聞」「途方もない」と絶賛されている。

 同点で迎えた5回の第3打席だ。3球目に足首、5球目には膝に自打球を当て、顔を歪めた大谷だったが、痛みをモノともせず、豪快なアーチを放った。7球目のチェンジアップを捉えて右翼スタンド中段付近へ。勝ち越しの32号ソロで、2004年松井秀喜(ヤンキース)が記録した日本人最多本塁打を塗り替えた。

 これが決勝弾となり、エンゼルスが競り勝った試合後には相手選手からも絶賛の言葉が。大谷が先発登板した前日6日(同7日)の試合で、6回に大谷が折れたバットを拾い、小走りで駆け寄って手渡した相手のクリスチャン・アローヨ内野手は「彼はスペクタクルな選手だ。スペシャルだ。それ以外に彼を表す方法はないと思う。彼には脱帽だよ。他の誰よりも強い打球を打てるし、本当に前代未聞だよ。途方もない。アンビリーバブルな選手だ」と捲し立てた。

 5日(6日)の第1戦ではレッドソックスが競り勝ち、大谷が最後の打者となった。守護神のオッタビーノが大谷を打ち取った後に暴言を吐いたと話題となった試合を、アローヨは「この2試合勝ちたかったけど、彼を直接見ることが出来て……。1試合目の最後、1点差の9回に一、二塁で打席にオオタニを迎えるなんて、みんなが夢見るような場面だ。最後のプレーを私たちが決めた後に『よし、彼を打ち取ったぞ』という感情になった。彼は強い打球を打ったし、シフトを敷いていて良かった」と振り返っていた。

(Full-Count編集部)

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