監督追い返したヤ軍エースのプライド “ぶち切れ”もファンは賛辞「いいじゃん」

アストロズ戦で完封勝利を挙げたヤンキースのゲリット・コール【写真:AP】
アストロズ戦で完封勝利を挙げたヤンキースのゲリット・コール【写真:AP】

9回2死からのマウンドビジットに「Fワード」連発…

■ヤンキース 1ー0 アストロズ(日本時間11日・ヒューストン)

 投手がマウンドに来た監督を一喝し、降板を拒否した場面とその結末が「これはカッコいい」「史上最高」とファンの絶賛を浴びている。キレキレだったのはヤンキースのエース、ゲリット・コール投手、その気迫に押され、ベンチに戻っていったのはアーロン・ブーン監督だ。

 これは10日(日本時間11日)の敵地アストロズ戦で見られた場面。9回2死まで被安打3本、無失点で迎えたコールの投球数は126球に及んでいた。あと1人という場面で、ブーン監督が自らマウンドへ。コールは納得がいかなかったのか激しい口調で何事かを口にすると、指揮官は交代を告げず引き下がった。コールは次打者ヨルダン・アルバレスを3球三振に仕留めゲームセット。最後は時速99.1マイル(約159.5キロ)の剛球だった。

 ニューヨークの地元局「YESネットワーク」によれば、マウンドでどんな話をしたのかと試合後に問われたコールは「Fワードをたくさん言ったから、正直あまり覚えていないんだ」とコメント。よほど興奮していたようだ。

 エースのプライドを守り、責任を果たして見せる姿。マウンドでの場面をMLB公式ツイッターが紹介するとファンからは「みんなが彼にこの試合を締めてほしいと思っていた。アメージング」「いいじゃん。敬意を払うよ」と賛辞が殺到。ヤ軍入り2年目のコールはこの試合で12奪三振を記録、今季初完封で9勝目を挙げ、防御率2.68で前半戦を締めくくった。

【動画】エースのド迫力にブーン監督もタジタジ…

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