地元楽天の島内宏明が球宴MVP、全パが接戦制し4-3 阪神のルーキー佐藤輝が一発

楽天・島内宏明【写真:荒川祐史】
楽天・島内宏明【写真:荒川祐史】

島内は本拠地球場で4打数3安打3打点の大暴れ

■パ・リーグ 4ー3 セ・リーグ(17日・楽天生命パーク)

「マイナビオールスターゲーム」第2戦は17日、宮城県仙台市の楽天生命パークで行われ、全パシフィックが4-3で全セントラルを下した。4-5で敗れた第1戦の雪辱を果たし、通算勝敗を86勝80敗11分とした。3回、8回と二度の同点機に適時打を放ち、4打数3安打3打点の大爆発を見せた楽天・島内宏明外野手がMVPに輝いた。

 試合は両リーグで今季注目を集める大砲の、一発の応酬から動き出した。2回、全セの「6番・右翼」で先発した阪神のルーキー佐藤輝明が、オリックスの2年目宮城大弥投手から左翼へ先制ソロ。その裏には全パの「7番・右翼」オリックスの杉本裕太郎外野手が左中間へ同点ソロを放ち、戻ったベンチ脇では得意の「昇天ポーズ」を披露した。

 3回には全パが1死二、三塁の好機を迎え、島内が広島・森下暢仁投手の初球を右前へ。前進守備の間を抜く2点適時打で勝ち越しに成功した。

 全セの反撃は8回、広島・菊池涼介内野手の左前打から巨人・坂本勇人内野手が左越二塁打を放ち1点を返した。さらに1死一、三塁から阪神・マルテ内野手の左前適時打で追いついた。

そして8回、島内の勝負強さが最大限に生かされた。全パは小深田大翔内野手が四球を選び、1死後島内が右翼線へ決勝二塁打。広島・栗林良吏投手のフォークを捉えた。

 8回には中日・大島洋平外野手が単独ホームスチールを狙い、両軍ベンチからはリクエスト要求も飛んだ。「魅せるプレー」の連続に、10年ぶりの開催となる仙台のスタンドは大いに沸いた。

(Full-Count編集部)

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