侍ジャパン、準々決勝の相手は米国　鷹マルティネスの好投で韓国破りB組1位通過

マクガフが1回零封、オースティンは適時打放ち、NPB勢が活躍

■米国 4ー2 韓国（31日・グループリーグ・横浜）

　東京五輪の野球競技は31日、グループB組の最終戦が行われ、米国が韓国を4-2で破ってグループBの1位通過を決めた。この結果、この日2連勝でグループAを1位で通過した野球日本代表「侍ジャパン」は準々決勝で、米国と対戦することが決まった。

　先制点を奪ったのは韓国だった。初回先頭のパク・ヘミンが内野安打で出塁、イ・ジョンフが中前安打で続き、無死一、三塁のチャンスを作った。このチャンスでキム・ヒョンスは二ゴロに倒れたが、この間に三塁走者のパク・ヘミンが生還し1点を先制した。

　米国はソフトバンクのニック・マルティネス投手が先発。初回に1点を失ったものの、その後はゼロを並べて好投した。すると、4回、先頭のエディ・アルバレスが死球で出塁。4番のトリストン・カサスが右翼スタンドへの2ランを放って逆転に成功した。

　米国は5回にも9番のニック・アレンが左翼スタンドへのソロ本塁打を放って1点を追加。さらに、2死一、三塁では、DeNAのタイラー・オースティンに中前適時打が飛び出してリードを広げた。マルティネスは5回4安打1失点と好投。6回をヤクルトのスコット・マクガフ投手が無失点に封じると、その後もリリーフ陣がリードを守って逃げ切った。

　米国はグループBの1位で日本との準々決勝へ駒を進めた。敗れた韓国は1勝1敗でグループBの2位となり、決勝トーナメント1回戦でグループAを2位で通過したドミニカ共和国と対戦する。