大谷翔平、リアル二刀流で今季7勝目の権利 5回まで5奪三振2失点好投、最速157キロ
本拠地ブルージェイズ戦に「1番・投手」で投打同時出場
■エンゼルス ー ブルージェイズ(日本時間13日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、本拠地・ブルージェイズ戦で「1番・投手」で出場した。投打同時出場は14度目。5回まで5奪三振2四球、3安打2失点と好投し、今季7勝目の権利を手にした。フォーシームの最速は97.8マイル(約157.4キロ)。試合は5回表を終了し、エンゼルスが5-2でリードしている。
強力打線に上々の投球を見せた。初回は2死から本塁打、打点のタイトルを争うゲレーロJr.に左前打を許したものの、ヘルナンデスを左飛に打ち取った。2回は3者凡退に抑え、3回は1死一塁から強打のスプリンガーを三ゴロ併殺打に打ち取った。
5点リードの4回、先頭・セミエンの四球と暴投で無死二塁のピンチを招いた。ゲレーロJr.を空振り三振に仕留めたものの、続くヘルナンデスに左前適時打を献上。同2死二塁からグリチェックに右中間適時二塁打を許した。5回は3人で仕留めた。5回まで86球(ストライク54球)。勝てば6月4日(同5日)の本拠地マリナーズ戦から自身6連勝となる。
打撃では初回先頭で左中間二塁打を放った。打球速度112マイル(約180.2キロ)。地元放送局バリースポーツ・ウエストの名物解説マーク・グビザ氏が「ロケット」と唸る一打だった。2回1死二塁では四球を選んで4点の先制劇に貢献。3回2死二塁は中飛に打ち取られた。