大谷翔平が出塁すれば「いつもプレッシャーが…」 スピードに舌を巻く相手捕手

二盗を決めたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
二盗を決めたエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

タイガースのグレイナー捕手「本塁打を打たなくても、出塁すれば盗塁する」

■エンゼルス 8ー2 タイガース(日本時間18日・デトロイト)

 エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地・タイガース戦に「1番・指名打者」で先発出場。3打数1安打、今季最多タイ3四球、1盗塁で8-2の勝利に貢献した。初回に初球を中前打し、二塁に盗塁。後続の安打で先制点を踏んだ。タイガースのグレイソン・グレイナー捕手は「パワーとスピードの脅威がある」などと語った。

 電光石火の早業にタイガースのバッテリーは翻弄された。初回の第1打席で大谷は相手先発ケイシー・マイズが投じた初球の91.4マイル(約147キロ)を捉えて中前打。続くフレッチャーの打席ですかさず今季18個目の盗塁となる二盗に成功し、2死一、二塁からマーシュの中前打で生還した。

 大谷は四球で出塁した2回にも二盗を敢行。こちらはアウトになったが、グレイナーは「彼にはパワーとスピードの脅威がある。ホームランを打たなくても、出塁すれば盗塁する。良い走者が塁にいれば、いつでも投手と守備にプレッシャーがかかる」と大谷を評する。更に「オオタニは明らかに非現実的で、才能あふれる選手だ。ホームランも打てるし、盗塁もできる。初回に1つ成功させたけど、それ以外の時も警戒していなければいけなかった」と付け加えた。

 先発し、4回を4安打2失点だったマイズは大谷と3度対戦して中前打、四球、一ゴロだった。右腕は「彼はとんでもない選手で、スペシャルな存在。ただ、他の選手に対するゲームプランと変わらない。弱点を攻めて、得意なところは避け、アウトを取るために全力を尽くすだけだ。彼は間違いなく手強い。非常に素晴らしい選手だからね」と話した。

 両リーグトップの39本塁打を記録する長打力に加えて、18盗塁もリーグ4位。パワーとスピードを兼ね備える大谷は相手バッテリーにとって極めて厄介な存在のようだ。

(Full-Count編集部)

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