大谷の先頭打者弾も13失点大敗 打高投低のチーム編成を米酷評「質の高い先発投手を」

41号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
41号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

5回表まで1-1だった試合は救援陣が崩れて13失点大敗

■オリオールズ 13ー1 エンゼルス(日本時間27日・ボルティモア)

 エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地・オリオールズ戦で「1番・指名打者」で先発出場し、初回の第1打席で先頭打者弾となる41号を放った。2打数1安打2四球で打率.269。チームは救援陣が崩壊して1-13で2連敗。米メディアからはチーム編成を糾弾する声もあがった。

 大谷の41号先頭打者弾で先制。3回に追いつかれたものの、5回表を終わって1-1と接戦だった。しかし、5回から救援した3番手右腕・ペゲーロがメジャーデビュー戦で2/3回で5失点。救援投手が5回からの4イニングで12失点した。地元紙オレンジカウンティ・レジスターのエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者は「エンゼルスはオリオールズに1-13で敗れた。オオタニがホームラン(41号)。それ以外は、とても酷い試合だった。5回には1-1だったが、ブルペンが12点を献上した」と酷評ツイートした。

 大リーグ公式サイトでスタットキャスト担当するマイク・ペトリエーヨ記者も「ショウヘイ・オオタニは41号となるホームランを放ち、4打席で2度歩いた。……エンゼルスはオリオールズに2日連続で敗れた」とツイートした。地元紙ロサンゼルス・タイムズのスポーツコラムニスト、ヘレネ・エリオット氏は“打高投低”のチーム編成に踏み込んだ。

「オオタニ(41号本塁打)とトラウトの全盛期を無駄にし続けている。質の高い先発投手にもっと重きを置かない限り、これは終わりなく繰り返されるだろう。オオタニとトラウトが抜きん出ても、チームはプレーオフに進出できない」

 この時点でチーム653失点、チーム防御率4.80はともにリーグ13位(メジャー27位、同26位)。トラウト、レンドンら主力を欠く中で、チーム打率.250はリーグ5位(同8位)。チーム586得点はリーグ6位タイ(同12位タイ)と決して悪くない。なんとか投手陣を再建したいところだ。

(Full-Count編集部)

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