ホークス石川、ローテ入りへ“最後の望み”「純粋に打者に向かっていきたい」
石川が17日ロッテ戦先発へ、一番のポイントは「現状を意識しないこと」
16日、ソフトバンクの先発陣が東京への移動を前にヤフオクドームで練習。石川柊太は先発ローテ入りに“最後の望み”をかけて、17日のロッテ戦(ZOZOマリン)に先発する。
15日の巨人戦に先発した中田賢一が5回1失点と結果を残し、ローテ入りに大きく前進。中田と先発ローテ残り1枠を争ってきた石川は、前回登板(7日の西武戦)で4回を立ち上がりの1失点に抑えたものの、工藤公康監督からは「すべてを出し切ったようには見えなかった」と辛口の評価を受けていた。
“後がない状況”の中で17日のロッテ戦に先発する石川は「現状を意識しないこと」をポイントに挙げた。「今まで良かったとか悪かったとか、今の立場とか、アピールしなくちゃとか、そういうことを意識せずに純粋にマウンドでバッターに向かっていきたい」と言う。
石川はブレークを果たした昨シーズンを振り返りながら「去年は追い込まれるほどいいパフォーマンスができた。後がない時ほどいいものが出せるようにしたい」と語った。
残り1枠とされていた先発ローテだが、和田毅の調整が遅れているために状況は変化している。中田がローテ入りに前進しようとも、石川にもまだまだチャンスは残されている。まずは練習試合を含めてまだ勝てていないロッテ相手に、しっかりと結果を残したいところだ。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)