田中将大が22日にリハビリ登板 「彼が準備万端と感じた時に先発させる」

DL入り後初の実戦登板、「45球目処、次に何をすべきか考える」

 右手首の炎症と右前腕部の張りで故障者リスト(DL)入りしているヤンキースの田中将大投手が、21日(日本時間22日)に傘下3Aスクラントンの一員として負傷後初めてリハビリ試合に先発すると地元紙「ジャーナルニュース」が報じている。日本人エースは4月23日のタイガース戦以来となるメジャー復帰に近づいた。

「彼が準備万端と感じた時に先発させるという我々の決断だ。何試合か言うつもりはないが、45球を目処に様子を見る。そして、次に何をすべきか考える」

 ジョー・ジラルディ監督は実戦復帰にゴーサインを出したという。

 田中は故障後3度のブルペン投球を経て、初のリハビリ登板に向かうことになった。約1か月ぶりの実戦では45球を目処に投げる予定。記事では、2度目のリハビリ登板で60球、3度目は75球を投げ、ロースター入りすると分析している。

 田中も通訳を介して「順調です。(リハビリ登板も)問題ないと思います」と語っているという。

 ア・リーグ東地区首位のヤンキースだが、12~15日まで4連敗。レイズ、ロイヤルズ相手に2カード連続で負け越した。田中の代わりに先発ローテーションを守っていたチェース・ホイットリー投手も右肘靭帯損傷でトミー・ジョン手術を受けることになり、今季絶望となった。

 失速気味の名門を救うために、田中が満を持して復活する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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