ヤンキースGM特別補佐の松井秀喜氏が3Aで指導 勝負強さの伝授に期待?
若手打者を指導した松井氏、現役時代の勝負強さに「彼の血管には氷が流れている」の声
今季から古巣ヤンキースのGM特別補佐に就任した松井秀喜氏が、傘下3Aスクラントンで指導を行ったことをニュージャージー州最大のニュースサイト「NJ.com」が「ゴジラがヤンキースの若手打者とともに新たな役割へと足を踏み出す」と報じている。
3月にブライアン・キャッシュマンGMの特別補佐に任命された松井氏が、マイナーチームに姿を現した。19日にスクラントンの本拠地PCNフィールドを訪問。メジャー昇格を目指して切磋琢磨するプロスペクト(若手有望株)の打撃練習を見守ったという。
「スイングについての話をしました」
松井氏はそう語っている。
メジャー生活10年間で通算打率2割8分2厘、175本塁打、760打点。2009年にヤンキースがワールドシリーズを制覇した際にはMVPにも輝いたスラッガーには、様々な期待がかけられているようだ。
GM補佐就任発表当初、キャッシュマンGMは「マツイはユニホームを着てダッグアウトに入り、チームの監督、打撃コーチ、選手たちと一緒に仕事をする」と説明していたが、今回、スクラントンのマーカス・トーマス打撃コーチは記事の中で「彼が最初にやってきた時にミーティングを開いた。選手には伝えた。『もしも、彼に質問があるのなら、彼のところまで行って、話しかけるんだ』とね。彼は誰かに駆け寄って彼らのスイングについて説明したりはしない」とコメントしている。