上位追撃のカギが打たれた痛恨の一敗 劣勢でも方程式を注ぎ込んだ鷹・工藤監督の思惑

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

1点ビハインドの8回にモイネロ、9回に森を投入するも、どちらも被弾

■日本ハム 4ー1 ソフトバンク(24日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは24日、本拠地・PayPayドームで行われた日本ハム戦に1-4で敗れ、連勝は3で止まった。1点ビハインドの状況でも惜しむことなく注ぎ込んだモイネロ、森の「方程式」が被弾。手痛い敗戦にも、工藤公康監督は「彼らが打たれて負ける分にはしょうがない」と両リリーフをかばった。

 上位追撃のカギが打たれた。8回、1点ビハインドの状況でもソフトバンクベンチはセットアッパーのモイネロを投入した。1点差のまま、あと2回の攻撃に繋げたい。その思いでマウンドに送った左腕だったが、2死から近藤に甘く入った153キロを右翼席に運ばれた。リードを広げられる痛恨の被弾だった。

 その裏、甲斐が10号ソロを放って再び1点差に詰め寄った。すると、9回には森も投入。「1点差だったらね。2点差ならなかなかそうはいかないんですけど、1点差だったんでね。8回に1点取ったんで、9回は森くんに行ってもらうことにしました」。最終回の反撃に賭けて、守護神もマウンドに送り込んだが、その森が先頭の高濱に左中間への二塁打を許すと、2死三塁から清水に左翼スタンドへの2ランを被弾。リードを3点差に広げられ、反撃ムードは萎んだ。

「彼らが打たれて負ける分にはしょうがないです。そうやってチームは勝ってきたので、彼らが打たれるというときもありますし。大事なのはしっかり切り替えて明日は明日と思って、明日こそはという思いを持ってやってくれたら」

打線は日本ハム先発の上沢の前に8回まで甲斐のソロによる1点のみ

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