エンゼルスがペーニャを自由契約に 2年前のスカッグス氏追悼試合で継投ノーノー達成

エンゼルスから自由契約となったフェリックス・ペーニャ【写真:Getty Images】
エンゼルスから自由契約となったフェリックス・ペーニャ【写真:Getty Images】

2018年にエ軍加入、翌19年には8勝をマークも今季登板は2試合

 エンゼルスがフェリックス・ペーニャ投手を自由契約にしたと、米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」が報じた。ドミニカ共和国出身の31歳右腕は、大谷翔平投手が入団した2018年にエンゼルスにトレード加入。昨年まではスイングマン(先発も救援もこなす万能型投手)として活躍したが、今季は2試合登板にとどまっていた。

 ペーニャは2016年にカブスでメジャーデビュー。2017年10月にカブスをDFAとなり、その後トレードでエンゼルスに入団した。昨年までの3年間は「堅実なスイングマン」として活躍。2019年には8勝(3敗)を挙げた。

 特に、タイラー・スカッグス投手の追悼試合として行われた2019年7月12日のマリナーズ戦では3回から2番手でマウンドに上がり、7回を無安打に抑えて2投手による“継投ノーヒットノーラン”を達成した。この投球を「ファンは最も覚えていくことになるだろう」と伝えている。

 しかし、今季はハムストリングの故障のため負傷者リスト(IL)入りして開幕を迎えるなど、「特に順調に進まなかった」と記事は指摘。5月に2試合に登板したが、防御率37.80(1回2/3を自責7)と結果を残せなかった。メジャー通算104試合登板で15勝8敗、3セーブ、防御率4.66の成績を残している右腕の今後については「(FAとなり)マイナー契約に落ち着くだろう」としつつ「厳しい2021年シーズンとなったものの、(FA市場で)今年の冬に幾分興味を集めるはずだ」と予測している。

(Full-Count編集部)

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