大谷翔平「すごい楽しい1年だった」 二刀流でフル回転したメジャー4年目を総括
熾烈な本塁王争いは「単純に貴重な経験をさせてもらった」
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地で行われるマリナーズとの今季最終戦前にシーズンを総括するオンライン会見を行った。大谷は「より多く試合に出られたのは単純に楽しかったです。それだけ試合に貢献できる頻度が高いということは選手としてもやりがいがあったと思うので。そうですね。すごい楽しい1年だったかなと思います」と振り返った。
4年目の今季は開幕から投打の二刀流でフル回転。投手で23試合登板し、9勝2敗、防御率3.18。打者では2日(同3日)まで154試合出場して打率.257、45本塁打、99打点、26盗塁。シーズン終盤まで繰り広げたリーグの本塁打王争いについては「単純に貴重な経験をさせてもらったなという印象かなと思います。いろんな選手から刺激をもらって、1年間いいシーズンを過ごせたというのは選手として、いい経験になったなと思っています」と話した。
今季はこれまで登板前後に設けられてきた休養日を撤廃。大幅な成績アップにつながった。今季のMVP最有力候補に挙がっている。「期待通りだったかどうかはファンの人だったり、監督、コーチが決めることかなと思う。1年間まず大きい怪我なく、出続けることが出来て良かったですし、もっと早い段階でこういう形を作らないといけなかった。怪我とかもありましたし。そういう意味では、今年1年、怪我なく終わることが出来て良かったと思っています」と振り返った。
オフは日本に帰国する予定もある。「基本的な流れは一緒だと思いますけど。トレーニング自体をもっともっとハードなものにしたいなと思いますし、まだまだ上にいけると思っているので。今年以上のパフォーマンスが出せるような、そういうオフシーズンにしたいなと思っています」。現状に満足することなく、さらなる高みを口にしたのはさすがだった。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)