「ドコカニイッテ~」「秒で消えた」 大谷翔平の歴史的2021年を伝え続けた名実況

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

地元局「バリー・スポーツ・ウエスト」の名コンビの1年

 エンゼルス・大谷翔平投手が投打二刀流でシーズンを完走した。打者として46本塁打100打点、投手として9勝という“歴史的な”活躍を伝え続けたのが、米メディアの放送席だ。地元局「バリースポーツ・ウエスト」の名、迷実況を振り返る。

〇「ドコカニイッテ~」の迷?台詞
 8月4日(同5日)に敵地で行われたレンジャーズ戦、大谷は6回1失点の好投で6勝目。スライダーで空振り三振を奪う姿に実況のバスガージアン氏は「ドコカニイッテ~」と絶叫し称えた。どこで学んだ日本語か定かではないが、驚きは存分に伝わってきた。

〇「ショウヘイ・ザ・マネー」
 8月11日(同12日)の本拠地ブルージェイズ戦、大谷は3回に38号2ランを放った。解説のエンゼルスOBマーク・グビザ氏は「ショウヘイ・ザ・マネー!」と大興奮。金を出して見る価値のある選手だとの思いがあふれた。この日は大谷顔だらけTシャツの配布日。ここぞの活躍はまさにスターだ。

〇「飛ぶように駆け抜けた」
 4月21日(同22日)に大谷は本拠地で行われたレンジャーズ戦で5号ソロ。これは日米通算100号となるメモリアルだった。グビザ氏はダッシュでダイヤモンドを一周した大谷の姿に思わず「ベース一周を飛ぶように駆け抜けた」と口にした。大谷の大きな魅力でもある走力に感嘆していた。

〇「ボールがぺしゃんこ」「秒で消えた」
 6月15日(同16日)の敵地アスレチックス戦で放った18号は、打球速度が時速115.8マイル(約186.4キロ)という強烈な一撃。当時自身2番目の速さだった。グビザ氏が「ボールは秒で消えていった」と叫ぶと、バスガージアン氏も「ボールを取ってきてくれ! ぺしゃんこになっているから」と呼応。

〇「この惑星のものじゃない」「TVゲーム」
 6月26日(同27日)のレイズ戦で放った、自身初の先頭打者弾の実況。試合開始早々の453フィート(約138.1メートル)の一撃にバスガージアン氏は「これはテレビゲームだよ!」グビザ氏は「この惑星のものじゃありません。あれだけ遠くに飛ばすなんて…」大谷のプレーの壮大さを示すワードは、何回も口をついた。

(Full-Count編集部)

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