大谷翔平、シルバースラッガー賞をDHで初受賞　イチロー以来12年ぶり2人目の快挙

シルバースラッガー賞のア・リーグDH部門で初選出

　打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞が11日（日本時間12日）に発表され、エンゼルスの大谷翔平投手はア・リーグ指名打者部門で初選出された。日本選手ではイチロー以来12年ぶり史上2人目の快挙だ。

　大谷は主に指名打者として今季リーグ3位の46本塁打を放った。155試合出場して打率.257、100打点、103得点。リーグ2位のOPS.965を記録。登板前後の休養日を撤廃し、初めて規定打席に到達するなど成績を伸ばした。

　大谷の他にはヨルダン・アルバレス（アストロズ）、ジャンカルロ・スタントン（ヤンキース）、ジョーイ・ギャロ（ヤンキース）、ネルソン・クルーズ（レイズ）が最終候補入りしていた。

　シルバースラッガー賞は各ポジションで優れた打撃成績を残した選手に贈られる。打撃成績のみが評価され、監督とコーチの投票で選出される。1980年に表彰が始まり、日本選手ではイチローが2001、2007、2009年と過去3度受賞している。

　大谷はこれで今オフは7冠となった。これまでに選手間投票による年間最優秀選手とア・リーグ最優秀野手、7年ぶりの選出となったコミッショナー表彰を受賞。米誌「ベースボール・アメリカ」の年間最優秀選手、「ベースボール・ダイジェスト」の野手部門最優秀選手、米メディア「スポーティング・ニュース」の年間最優秀選手に選出されている。また、全米野球記者協会（BBWAA）の投票で選出されるア・リーグ最優秀選手（MVP）では最有力候補としてみられている。