元ヤクルト度会氏の次男・隆輝が都市対抗デビュー戦HR 父のLINE「5回読んだ」

「5番・右翼」で先発出場したENEOS・度会隆輝【写真:川村虎大】
「5番・右翼」で先発出場したENEOS・度会隆輝【写真:川村虎大】

今季からENEOSに所属、都市対抗初出場で本塁打を放つ

 今季からENEOSに所属する度会隆輝内野手が30日、東京ドームで行われた都市対抗野球大会1回戦のJR東海戦に出場。ソロ本塁打を含む3打数2安打1打点で、チームの勝利に貢献した。かつてヤクルトでプレーした度会博文氏の次男。ヤクルト、そして兄・基輝内野手が所属する中央学院大の日本一に刺激を受けて、力に変えた。

「5番・右翼」で先発出場した度会は、1-0の4回1死で迎えた第2打席、初球のフォークを捉えた。「打った瞬間に『あ、いったな』と思いました」と手応えを感じた打球は右翼スタンドへ。「シンプルにめちゃくちゃ嬉しかったです」と喜んだ。続く5回の第3打席でも右中間二塁打を放った。

 兄が所属する中央学院大が、25日まで神宮球場で行われていた明治神宮野球大会で日本一に。その2日後の27日、父がプレーしたヤクルトが日本シリーズでオリックスを4勝2敗で下し、日本一になった。自身もテレビで見て「兄も優勝して父がいたヤクルトも優勝して、次は僕がやる番だと思いました」と、気合が入っていたことを明かした。

 父の言葉も後押しした。「試合前にLINEで長文が来ました。『お前らしくいけ、しっかりやってきたんだから結果がついてくる』と。5回くらい読みました」と力をもらった。さらには、兄からも「やったれ」との言葉をもらった。

 度会らの活躍で、JR東海を2-0で下したENEOS。次戦は12月4日に日本通運とパナソニックの勝者と対戦する。父と兄の背中を追う19歳は、次は自らが日本一になることを誓った。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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