斎藤佑樹氏が「株式会社斎藤佑樹」を設立「自分で自分の道を切り拓いていく」
「自分を育ててくれた野球を、より素晴らしいものにしていきたい」
今季限りで現役を引退した元日本ハムの斎藤佑樹氏が、自身の会社「株式会社斎藤佑樹」を設立したことが10日わかった。この日、自身のインスタグラムの投稿で発表した。
斎藤氏は早実高、早大を経て2010年ドラフト1位指名を受け日本ハム入り。通算11年のプレーで89試合に登板、15勝26敗の成績を残した。早実高3年次の夏の甲子園では、駒大苫小牧高の田中将大(楽天)と投げ合い、再試合の結果優勝。“ハンカチ王子”としての知名度は抜群で、現役引退後の進路も注目されていた。
斎藤氏がインスタグラムに掲載したメッセージは以下の通り。
この度、会社を立ち上げてこれからのキャリアをスタートさせることにしました。同時に今日12月10日18時からホームページも開設しました。プロフィール欄にURLは載せています。
引退を決めるまでは、とにかく投げられなくなるまで投げるという気持ちでやっていたので、引退してからどうしようかという不安はいつもあったものの、具体的なことはほとんど何も考えていませんでした。
考えたのは引退を決めてからなので、正直、まだまだ決まりきっていない部分がたくさんありますし、これから社会勉強していきたいなと思っています。
そういうなかで会社を立ち上げるなんて甘いんじゃないかというご指摘もあるかもしれませんが、どこかに所属して面倒を見てもらうというよりは、自分で自分の道を切り拓いていくんだという気持ちで、まずは会社をつくってみようと思いました。
会社もできちゃったし、やらなきゃまずいでしょって自分を奮い立たせていこうと思います。
番組だったりメディアからのオファーをいただけることはとてもありがたいです。
ただ会社をつくってやりたいと思っていることはちょっと別にあって。
野球人生のなかで感じてきた問題意識のようなものがいくつもあるので、それに対してなんらかできることがないかを考えて、カタチにしていきたいと思っています。
あくまで例えばですが、野球をする選手やスタッフの働きやすさだったり。野球を見る人たちがもっと楽しめる場づくりだったり。怪我と向き合うときのメンタルの管理だったり。野球をする小中高生の育成だったり。選手のセカンドキャリアだったり。地域との関係性だったり。
他にも僕がまだ気づいていない問題もたくさんあると思います。それらをより良くするためのアイデアを、さまざまな分野の人や企業の方々と組むことで見つけて、実現していくことを目指しています。
それによって、自分を育ててくれた野球を、より素晴らしいものにしていきたいです。