鷹・甲斐拓也、4500万円増の2.1億円でサイン 初の全試合出場「評価していただいた」

契約更改交渉に臨んだソフトバンク・甲斐拓也【写真:代表撮影】
契約更改交渉に臨んだソフトバンク・甲斐拓也【写真:代表撮影】

侍ジャパンの正捕手として東京五輪の金メダルにも大きく貢献

 ソフトバンクの甲斐拓也捕手が17日、PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の1億6500万円から4500万円増の年俸2億1000万円で来季の契約にサインした。西武の森友哉捕手と並び球界の現役捕手では最高年俸になる。(金額は推定)

 甲斐は今季自身初となる全143試合に出場。キャリア最多となる12本塁打を放った一方で、打率.227、142三振を喫し、チームは4位に沈んだ。その一方でリーグトップの盗塁阻止率をマークするなど、守備面での貢献は大きく、5年連続のゴールデングラブ賞に輝いた。

 また、野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーにも選ばれ、正捕手として東京五輪の金メダルに貢献。ブルペンとの電話でリリーフ陣と会話する「もしもし甲斐です」は、金メダル獲得直後に大きな話題となった。

 交渉を終えた甲斐は「チームが4位という結果で終わってしまった中で球団の評価はしっかりしていただいたと思っている。捕手というポジションの大変さを理解して評価してくれた」と球団の評価に感謝しつつも「全試合出場になりましたけど、もっと中を見れば出させてもらった試合も多くある。全部出て4位という結果は受け止めないといけない」と悔しさも滲ませた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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