巨人に残された支配下登録枠は? 育成合わせて総勢100人超え、さらなる補強も

巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】
巨人・原辰徳監督【写真:荒川祐史】

引退選手も含めて20人が自由契約、12選手とは育成で再契約

 昨季は3位に終わり、3年連続のセ・リーグ優勝を逃すことになった巨人。2022年が始まり、キャンプインまであと1か月を切った段階での支配下登録枠はどこまで埋まっているのだろうか? オフの補強の動きも振り返りつつ、見ていこう。

 このオフ、巨人はドラスティックな戦力整理を行った。現役を引退した大竹寛氏や野上亮磨氏も含めて、実に20選手を自由契約に。12選手とは新たに育成選手として再契約を結んだ。保留者名簿に記載されたのは12球団で最も少ない50人だけ。上限の70人には20人の猶予を作った。

 ドラフトでは1位で関西国際大の翁田大勢投手を指名。2位でJR東日本の山田龍聖投手、3位では日大の赤星優志投手と上位を即戦力投手で固めた。野手は5位の法大・岡田悠希外野手ただ1人。計7人の指名のうち、投手は6人となった。

 現時点で獲得の決まっている新外国人は前マリナーズのマット・アンドリース投手、米独立リーグで2年連続MVPに輝いたアダム・ウォーカー外野手の2人だけ。ルビー・デラロサ投手やチアゴ・ビエイラ投手、ゼラス・ウィーラー内野手らが残留するものの、それでも現状の支配下登録枠はわずか59人。今後さらなる大補強を行えるだけの枠の余裕があり、41人を抱える育成選手が昇格してくる可能性もある。

【一覧表】12球団最少59人の顔ぶれは? 巨人の支配下登録選手一覧

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