DeNA牧が名手・大和に“弟子入り”「何か一つでも学びたい」「打率3割はずっと」

自主トレを行ったDeNA・牧秀悟【写真:球団提供】
自主トレを行ったDeNA・牧秀悟【写真:球団提供】

大和は後輩の自主トレ志願に「凄い選手が来た」「断るに断れなくて」

 DeNAでプロ2年目のシーズンを迎える牧秀悟内野手と大和内野手が20日、鹿児島県内で自主トレを行い、リモートで報道陣の取材に応じた。

 文句の付けようのないルーキーイヤーを過ごした牧が“弟子入り”したのは、守備の名手の大和だった。牧は昨年リーグ3位の打率.314、22本塁打71打点と活躍。首位打者の広島・鈴木とは3厘差だった。新人王は広島・栗林に譲ったが、新人特別賞を受賞。守備では二塁手として98試合、一塁手としても26試合にスタメン出場した。

 牧は弟子入りの理由に「体づくりと守備がメイン。大和さんは長くプロ野球生活をされているし、守備でも何か1つでも学びたい。大和さんは守備のスペシャリストだと思っていますが、常に基本的なことをしっかりやっているからこそ、速くやれるのだと感じました」と語った。勿論、打撃にも比重を置いており「打率3割はずっと打ち続けたいですし、打点にもこだわっていきたい」と意気込む。

 一方、牧より11歳上の34歳の大和は昨年、規定打席には届かなかったものの、打率.252、得点圏打率は.359(64打数23安打1本塁打)の勝負強さを誇った。遊撃手として68試合、二塁手として5試合に先発し好守は健在。

 大和は牧との自主トレについて「普段は1人でやっていたが、凄い選手が来た。12月後半に牧から一緒にやらせてくれと言われ、断るに断れなくて……」と苦笑いするも「めちゃくちゃ刺激をもらっています。自分にとってもプラス」と歓迎ムード。

 1年間戦う体力、守備力の向上を問う後輩に「僕が今までやってきたことを教える形。全てにおいて吸収する能力が高いです」と目を細めていた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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