大谷翔平＆菊池雄星は「成績も優秀だった」　恩師が明かす高校時代「平均点が85点」

花巻東・佐々木監督「抜群の運動能力を持った選手であると同時に非常に人格が優れていた」

　22日に都内で行われた「日本スポーツ学会大賞」の表彰式に参加した花巻東高の佐々木洋監督。教え子の菊池雄星投手（マリナーズFA）、大谷翔平投手（エンゼルス）と3人同時に同賞に選出され、表彰式後の囲み取材では学生時代の菊池と大谷を振り返る場面もあった。

　大谷は菊池に憧れて進学。佐々木監督は「2人とも抜群の運動能力を持った選手であると同時に、非常に人格が優れた選手でありました」と述懐。高校時代の大谷については超優等生だったと語った。

「（悪いところを）色々探したりしたんですけど、なかなか見つからなくて。重箱の隅を突くように探したんですけど、何にも見当たらなくて。成績も優秀でしたし、練習の態度から何から何まで言うことが無いので。素晴らしい選手でした」

　菊池も大谷も成績優秀な生徒だったという。佐々木監督は「後輩たちに『雄星選手は勉強の平均点が85点だったよ』と。大谷選手もそれぐらい取っていたんですけど、野球だけで成績が悪ければ人材育成に困っていたと思うんです。だけど、そう言うのがない。後輩を育成する上で楽をさせていただいています」とまで語った。メジャーで活躍する両選手は文武両道を体現していたようだ。

（小谷真弥 / Masaya Kotani）