薬物疑惑ボンズ氏、資格最終年も殿堂入りまで9%足らず クレメンス氏も落選

バリー・ボンズ氏(左)とロジャー・クレメンス氏【写真:Getty Images】
バリー・ボンズ氏(左)とロジャー・クレメンス氏【写真:Getty Images】

記者投票による殿堂入りを逃す

 米国野球殿堂は25日(日本時間26日)、2022年度の殿堂入り選手を発表し、レッドソックスなどで活躍し通算541本塁打のデービッド・オルティス氏が選出された。ラストイヤーの10年目を迎えた歴代最多通算762本塁打のバリー・ボンズ氏、通算354勝のロジャー・クレメンス氏は落選となった。

 ステロイド時代の主役たちの殿堂入りはならなかった。得票率はボンズ氏が66.0%(260票)で、クレメンス氏は65.2%(257票)。得票率75%の当選ラインには届かなかった。また、カート・シリング氏は58.6%(231票)、サミー・ソーサ氏も18.5%(73票)で落選した。記者投票による殿堂入りの資格を失った。

 殿堂入りは、現役引退から5年経った選手が候補となる。全米野球記者協会(BBWAA)に所属し、資格を持った記者による投票で75%以上の票を得た候補が殿堂入りを果たす。記者投票による殿堂入りの資格を失った選手はベテランズ委員会による殿堂入り投票に回ることになりそうだ。

(Full-Count編集部)

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