メッツ334発男にかかる年俸28億円の重圧 復活できなければ「給料泥棒と…」
カノは昨年、薬物規定違反で1年間の出場停止処分となった
メジャー通算2624安打、334本塁打を誇るメッツのロビンソン・カノ内野手は薬物規定違反で昨シーズン1年間の出場停止処分を科された。39歳で迎える復帰シーズンはどうなるだろうか。地元紙は復活を期待する一方、出足からつまずいた場合は強い批判を受けることになると報じている。
2021年シーズンを棒に振ったカノは、母国ドミニカ共和国で「エストレジャス・オリエンタレス」の一員としてウインターリーグに参加。31試合で126打数34安打1本塁打23打点、打率.270の成績を残した。地元紙「ニューヨーク・デイリーニュース」は「MLBほど競争は激しくないリーグだが、米国で1年半近くプレーしてない彼がウインターリーグで活躍していることは、メッツにとって歓迎すべきことだ」と伝えている。
2013年12月にマリナーズと10年2億4000万ドル(約277億円)の契約を結び、2018年オフにメッツにトレード移籍したカノ。契約は今年と来年を残し、年俸はそれぞれ2400万ドル(約27億7000万円)となっている。
ウインターリーグである程度の結果を残した39歳について「MLBで活躍できるとは限らないが、現在の状況を見てみると、メッツで400打席に到達する可能性はある」と記事は指摘する。今季ナ・リーグにDHが導入されるか、ジェフ・マクニール内野手がロックアウト後に放出されて二塁のポジションが空くことがあれば「ありえる」としている。昨季は出場停止処分を受けたことでファンの「怒りを買った」カノだが、今季活躍すれば、「ファンもついに彼を認めることになるだろうだろう」としている。
しかし、一方でシーズン序盤で結果を残せなかった場合は、更なる批判の対象になるとも“警告”。記事は「(ファンの)格好の餌食になり、“給料泥棒”などとブーイングの嵐に見舞われることになるだろう」と伝えている。
(Full-Count編集部)