巨人・マイコラスが嬉しい来日初勝利 西武・西口は2年ぶり先発も黒星

アンダーソンが先制ソロ、高橋由のタイムリーなどで4-1で快勝

 巨人が本拠地・東京ドームで行われた交流戦で西武に4-1で勝利した。先発のマイコラスが速球と縦に大きく割れるカーブのコンビネーションで西武打線を完璧に抑え込み、8回5安打無失点10奪三振の快投で、来日6戦目で嬉しい初勝利。西武はベテラン西口が2年ぶりに先発のマウンドへ上がったが、4回4失点と試合を作ることができなかった。

 西武の先発は42歳の大ベテラン、西口文也。2年ぶりの先発マウンドに上がった西口は初回を三者凡退に打ち取るが、2回裏、巨人は1死からアンダーソンがライトスタンドへホームランを放ち、1点を先制する。

 西武も4回表、1死から浅村がセンター前ヒットで出塁すると、2死から森が21打席ぶりとなるファーストを強襲するライト前ヒットを放つ。続くセラテリが四球を選び、2死ながら満塁とチャンスを広げるが、炭谷がマイコラスの速球に詰まりショートフライに終わる。

 巨人はその裏、2死からアンダーソンと阿部の連打で一、三塁とチャンスを広げる。ここで高橋由がライト前へタイムリーを放ち、リードを2点に広げる。さらに続く片岡が、レフト線へはじき返し二者が生還。巨人が貴重な中押し点を奪い、4-0とした。西口はこの回でマウンドを降り、4年ぶりの勝利を飾ることはできなかった。

 9回に澤村が中村の一発で1点を失ったが、巨人は4-1で快勝。このカードの勝ち越しを決めた。マイコラスは150キロを超える速球と、縦に大きく割れるカーブで西武打線に的を絞らせず、8回123球を投げて5安打無失点、10奪三振の好投で来日初勝利を飾った。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY