田中将大、痛恨被弾で黒星も指揮官は高評価「彼の好投が消えることはない」

7回の途中でマウンドを降りたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】
7回の途中でマウンドを降りたヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

本拠地では昨年8月2日タイガース戦以来8か月ぶりの黒星

 ヤンキースの田中将大投手が5日(日本時間6日)、本拠地オリオールズ戦に先発し、今季初黒星を喫した。6回1/3を投げて1被弾含む6安打7奪三振3失点(自責3)。6回を投げ終えて3安打無失点と好投したが、先制直後の7回にジョーンズに逆転2ランされた。試合後、アーロン・ブーン監督は「いい投球だった。このミスで彼の好投が消えることはない」と高く評価した。

 初回にリプレー検証で失点を免れた田中は、2回からキレのある速球とスプリットを駆使しながらアウトを重ねた。3回2死からマンシーニに中堅へ安打されたが、6回を投げ終えるまで10者連続凡退。ブーン監督は「回を追う毎にスプリットと速球はどんどんキレが増していった。今夜は全てがうまくいっているように見えた」と振り返る。

 だが、ジャッジの今季2号ソロで先制点を挙げた直後の7回、無死一塁からジョーンズに甘く入ったスライダーを左翼席への逆転2ランとされた。田中はこの一発を浴びるまで、本拠地では昨季から28イニング連続無失点だったが途絶えた。指揮官は「オリオールズの打線はミスを仕留めるのに優れた打者が揃っている。このミスで彼の好投が消えることはない」とし、失投を逃さなかったジョーンズを称えた。

 本拠地では昨年8月2日タイガース戦以来8か月ぶりの黒星となった右腕だが、これで今季は2試合連続でクオリティースタート(6回以上自責点3以下)を記録。次回はチームを勝利に導きたい。

【動画】今季初黒星も指揮官高評価、田中将大先発のNYY対BALのハイライト動画

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