米メディアが想定する「開幕のタイミング」8案 最悪の“シーズン消滅”も

MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏【写真:Getty Images】
MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏【写真:Getty Images】

現状最短の開幕日は4月7日…来週の労使合意が条件

 ロックアウトの続く米大リーグは、3月1日(日本時間2日)に機構と選手会の交渉が決裂、新しい労使協定を結ぶことができずに、シーズン最初の2カードがが中止となると決まった。両者の隔たりは大きく、さらに試合が中止となる可能性が取りざたされている。米メディア「CBSスポーツ」は、今季がいつ始まるのかいくつかの“シナリオ”を提示している。

○4月7~8日(日本時間8~9日)に開幕
 最初の2カードが中止となった今、これが最短のシーズン開幕日となる。記事は「来週あたりまでに労使合意がなければ実現しない」と指摘。例えば9日か10日(同10日、11日)に合意した場合、春季キャンプが15日(同16日)あたりに始まり、156試合制のシーズンとなるとしている。ただ「これが現実的とは思えない」との分析も。

○5月1日(同2日)に開幕
「これが私たちの考える、現実的な最良のシナリオ」として紹介している。3月31日~4月3日(同4月1日~4日)あたりに労使合意することができれば、4月をまるまる春季キャンプに当てた上で「キャンプ地のフロリダ・アリゾナの経済を潤すこともできるかも」と指摘。さらにダブルヘッダーを組み込むことで「135~140試合制になるのでは」と予測している。

○メモリアルデー週末に開幕
 今年のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日で、米国では休日)は5月30日(日本時間31日)であり、28日(同29日)に開幕するシナリオだ。「少なくとも5月1日(同2日)までに労使合意に至る必要がある」とされており、試合数も120試合ほどとなる。

プレーオフだけ行うという選択肢も…

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