MLB選手会が売店従業員らに向け1億円基金設立 ロックアウトで影響の労働者へ

MLB選手会はロックアウトの影響を受けた労働者に1億円の基金を設立【写真:AP】
MLB選手会はロックアウトの影響を受けた労働者に1億円の基金を設立【写真:AP】

4日にミラーとシャーザーが共同声明「欠かすことができない存在」

 MLB選手会が4日(日本時間5日)、MLBのロックアウトによる影響を受けた労働者たちに向けた100万ドル(約1億1500万円)の基金を設立すると発表した。

 この基金はMLB選手会とAFL-CIO(アメリカ労働総同盟産業別組合会議)によって運営され、MLBオーナーたちのロックアウトにより苦難に直面している労働者たちに向けたもの。

 3日(同4日)に、選手会執行役員のアンドリュー・ミラーとマックス・シャーザーが出した共同声明でも「多くの人が関わってくれるお陰で、我々の試合が素晴らしいものになっています。それらの多くは注目されていないわけですが、試合を楽しむために欠かすことができない存在です」とした。

 影響を受けている人たちの例として、売店の従業員、技術者、案内係、グラウンドキーパーらが挙げられている。

 また米スポーツ局「ESPN」のジェシー・ロジャース記者は、関係者の話として、MLB機構側も開幕延期の影響を受けている労働者たちに向けた基金設立へ向けて動いていることや、詳細を近々発表することを明かしている。

(Full-Count編集部)

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