青木宣親が自己最長の76打席連続無三振 「リーグで最も三振しにくい打者」

リードオフマンとしてジ軍を牽引する青木

 29日(日本時間30日)のドジャース戦で、ジャイアンツの青木宣親外野手に関する“あるデータ”が球団から発表された。昨季世界一に輝いたジャイアンツは同試合で4-2で勝利し、5連勝をマーク。ドジャースを抜き去り、ナ・リーグ西地区首位に躍り出た。この一戦で3打数無安打1四球に終わり、連続安打が6試合、連続マルチヒットが5試合で途切れた青木だが、継続した記録もあった。連続無三振だ。

 試合前、球団は青木がここまで72打席で無三振を継続しているデータを発表。「ナ・リーグで最も三振しにくい打者」と紹介していた。そしてこの日の4打席でも三振は「0」。5月8日のマーリンズ戦の2打席目に三振を喫して以降、76打席連続で無三振を続けている。

 青木はブルワーズ時代の2013年5月25日から6月10日にかけて球団記録に並ぶ72打席連続無三振を記録しているが、この日はメジャー自己最長記録を更新した。

 今季ここまで14三振の青木は、三振する割合は15打席に1回のペース。また、1つの三振を奪われるまでにいくつの四球を選んだかを表すBB/K(四球/三振)は1.50。これらの数字はいずれもリーグトップだ。打率.321(リーグ6位)、出塁率.395(同9位)、盗塁11(同4位タイ)と好成績を収めている青木だが、こんなところにもリードオフマンの打撃技術の高さが隠されている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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