メジャー席巻の大谷翔平は「ハンサムで好感」 米経済紙が“商品価値”を絶賛

エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】
エンゼルス・大谷翔平【写真:田口有史】

エンタメ業界の中心・南カリフォルニアで成功の可能性

 エンゼルス大谷翔平投手の勢いが止まらない。投げてはあわや完全試合、打っては3試合連続本塁打という衝撃的な活躍で、ア・リーグの週間MVPに選出される快挙を成し遂げた。日本人メジャー選手では最速&最年少のおまけ付きだ。そんな二刀流のスーパースターに、世界的な経済誌も「超新星の輝きは増すばかり」と脱帽している。

「エンゼルスのショウヘイ・オオタニ スター誕生!」と特集したのは、米大手経済誌「フォーブス」だった。

 大谷は本拠地初先発となった8日(日本時間9日)アスレチックス戦で最速160キロの剛速球を駆使しながら、7回1死まで完全試合という圧巻のピッチングを披露。打者としても本拠地デビューから3戦連続で本塁打を放っている。

 デビューから無双の活躍を見せる大谷について、記事では「南カルフォルニアを明るく照らす超新星の勢いは増すばかり。それはアンビリーバブルな23歳のエンゼルス・ルーキー、投手であり打者でもあるショウヘイ・オオタニだ」と称賛している。

 大谷がデビュー直後の10日間で17個もの新人記録を打ち立てた偉業も紹介。デビュー4試合で3本塁打を放ったのは史上6人目の快挙で、打球速度は今季メジャー最高速度を叩き出したという。投手としては、フォーシームは平均時速97.1マイル(約155キロ)でメジャー3傑入りという衝撃のデータも伝えている。

 デビュー10日間で投手として2勝、打者として3本塁打は100年ぶりの偉業。そんな大谷について「ハンサムで好感が持てる。今は通訳を介して話をしている。彼はアジアで間違いなくスターになる」と分析。そして、語学力の進歩次第では、アメリカでも絶大な存在になると予測している。

「今後英語を習得したら、アメリカで信じられないほどの商品価値を誇ることになる。南カリフォルニアは人口の14パーセントがアジア系住民で、強力な日本人の基盤を持つ。全米第2の大市場でプレーしているのだ」

 特集では、大谷の秘めるポテンシャルをこう評価した。

 エンゼルスには、すでに球界屈指の若きスーパースター、マイク・トラウトがいる。「トラウトもいいルックスでカリスマ性がある。だが、大々的な広告露出を避け、慎重な決断を続けており、インタビューでも控えめだ」と指摘。ハリウッドを中心にエンターテイメント業界の象徴ともされる南カリフォルニアは「スターを愛し、常に“次なるスター”を待ち焦がれている」ため、今後の活躍次第では野球を離れた場でも大きな成功を手にする可能性があるというわけだ。

 米経済誌も称賛を惜しまない大谷の活躍。日本が誇る“二刀流”が、世界が認めるスターへの大きな一歩を踏み出したことは間違いなさそうだ。

(Full-Count編集部)

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