「朗希世代」は野手も“開幕1軍”続々ゲット 中日ドラ1石川昂や巨人山瀬ら

中日・石川昂弥(左)と巨人・山瀬慎之助【写真:小西亮、荒川祐史】
中日・石川昂弥(左)と巨人・山瀬慎之助【写真:小西亮、荒川祐史】

ヤクルト長岡や中日岡林らも…野手も台頭してきた2019年ドラフト組

 日本野球機構(NPB)は24日、25日の2022年シーズン開幕に向け12球団の出場登録選手を公示した。昨季は佐々木朗希投手や奥川恭伸投手ら2019年ドラフト組の投手の躍動が目立ったが、今季の開幕1軍メンバーには「朗希・奥川世代」の野手も台頭している。

 中日では、生きのいい高卒3年目コンビが揃って開幕1軍を手に入れた。19年ドラフト1位の石川昂弥内野手は、チームにとって最もブレークさせたい和製大砲候補。三塁での起用が濃厚で、立浪監督もしばらくは我慢して起用しそうだ。さらに19年ドラフト5位の岡林勇希外野手もオープン戦では猛アピール。リードオフマンとしての躍動が求められる。

 巨人では、19年ドラフト5位の山瀬慎之助捕手が初の開幕1軍。昨季は2軍で61試合に出場。経験を積んだ20歳が、待望の1軍デビューのチャンスを得た。ヤクルトでは19年ドラフト5位の長岡秀樹内野手が出場選手登録された。過去2年で1軍出場は計11試合。シーズン当初から存在感を見せ、ブレークの年にしたい。

 その一方で、19年ドラフト1位のDeNA森敬斗内野手は故障で出遅れ。昨季34試合に出場した19年ドラフト2位の楽天・黒川史陽内野手も、開幕1軍からは漏れた。

 高卒選手は投手より野手の方が時間がかかると言われているが、ヤクルト・村上宗隆内野手のように2年目から主力を勝ち取るケースも。チームにとっては欠かせない若い力。今季も「朗希・奥川世代」から目が離せない。

(Full-Count編集部)

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