「大谷ルール」適用なら“もう1人の二刀流”も影響か 同僚右腕「プランに沿って」

エンゼルスのマイケル・ローレンゼン【写真:AP】
エンゼルスのマイケル・ローレンゼン【写真:AP】

先発投手が打線に入っていた場合、降板後にDHとして試合に残ることが可能

 エンゼルスのマイケル・ローレンゼン投手は24日(日本時間25日)、米アリゾナ州テンピで行われたカブスとのオープン戦に先発し、3回2失点の内容だった。二刀流としても注目を集める右腕は試合後、“大谷ルール”合意にともなう自身の起用法について語った。

 2019年には外野手としても29試合に出場し“もう1人の二刀流”として注目を集めた存在。今季からエンゼルスに加入し、オープン戦ではまだ打席には立っていない。しかし、メジャーでは“追い風”が吹きそうな様相だ。先発投手が打者としても打線に入っていた場合、降板後にDHとして試合に残ることが可能になる“大谷ルール”に、MLB機構と選手会が暫定合意。ローレンゼンにもシーズン中に適用される可能性が出てきた。

 一方で、ここ数年はリリーフ投手として起用されており、現状では2015年以来となる先発ローテーション入りに向けて集中している。「チームが持っているプランに沿って進めていくだけだよ。今はキャンプを怪我なく終えることが一番大事なこと。ローテーションで投げて、そのための体を作っていくのが最も重要なことだよ」と二刀流プランについての具体的な言及は避けた。

 レッズ時代から同じ二刀流としてリスペクトを口にしていた大谷翔平投手と今季から同僚に。「色々なことを話すんだ。野球についてはあまり話をしないよ。お互いのことをもっと理解しようとしている段階」と、徐々に距離を詰めているようだ。2人の二刀流がどのように共演するのか、期待が高まる。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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