大谷翔平が技あり2号 指揮官は“つなぎの打撃”も称賛「グレートだ」

試合後に取材に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:盆子原浩二】
試合後に取材に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:盆子原浩二】

4回先頭で四球を選んで1イニング5得点を演出した

■エンゼルス 8ー2 ロッキーズ(オープン戦・日本時間30日・スコッツデール)

 エンゼルスの大谷翔平投手は29日(日本時間30日)、敵地・ロッキーズとのオープン戦に「1番・指名打者」で先発出場し、5回の第3打席で3試合ぶりの2号2ランを放った。1番打者として2打数1安打2打点、2得点1四球。ジョー・マドン監督は「グレートだ」と称賛の言葉を送った。

 技ありの一発だった。5回無死二塁、右腕チャシーンの内角シンカーを逆方向へ。左翼席へ2号2ランを放った。飛距離367フィート(約111.9メートル)。26日(同27日)の敵地・ホワイトソックス戦以来3試合ぶりのアーチとなった。

 マドン監督が本塁打以上に称えたのが4回先頭の四球だ。アップトンの逆転3ランなど1イニング5得点の猛攻を呼び込んだ。「ストライクゾーンは今しっかりと構築されていると思う。トラウト、レンドンが後ろに続くからね。それが彼だ。チームゲームをしている。マイケル(トラウト)、アンソニー(レンドン)の調子が上がってくれば、投手は彼と勝負するようになる。それまでは四球を選ぶことでみんなに貢献している」と称えた。

 チームは4本塁打を含む7安打で8得点を挙げた。マドン監督は、「とてもいいね。今チームがしていること、選手たちの姿勢、エネルギーもある。コーチ陣も素晴らしい仕事をしている。とても満足している。あとはこの状態を維持していくこと。今年は証明しなければならないことがたくさんある。今の選手たちの姿勢は申し分ないよ」と目を細めていた。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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