大谷翔平を待つ年俸61億円、10年556億円の大型契約？　ドジャースなら「大金を出す」

ドジャース放送局の実況ジョー・デービス氏、大谷の契約は「天井が分からない」

　エンゼルス・大谷翔平投手は7日（日本時間8日）に本拠地で行われるアストロズとの開幕戦でメジャー5年目で初めて開幕投手を務める。「1番・投手兼指名打者」で投打同時出場し、日本人初の2年連続MVPへスタートを切る。投打の二刀流と同時に米メディアで注目されているのが大谷が結ぶであろう超大型契約だ。ドジャース放送局「スポーツネット・LA」の実況ジョー・デービス氏に予想してもらった。

　ドジャースの名物実況ビン・スカリー氏の跡を受け継いだ34歳のデービス氏。ドジャースだけでなく、今年から米放送局FOXスポーツのワールドシリーズ中継でも実況を務めることが伝えられている。3日（同4日）のエンゼルス・ドジャース戦では大谷の“マネートーク”に。FAとなる2023年オフに米球界最高額となる年俸5000万ドル（約62億円）となる可能性を指摘していた。

「（金額は）どこまで行くか分からない。オオタニには“スタンダード”がない。比較対象がいないんだ。フアン・ソトが3500万～4000万ドル（約43億～49億円）の契約を交渉しているって噂があったから、『ソトがそれだけ得られるなら、オオタニはどうだい？』って話をしていたんだ。打者としてのオオタニが3500万だとして、それだけじゃなく投手としてのオオタニもいるよ、ってね。スタンダードがないんだ。フィールド上だけでなく、彼の人間性、マーケティング……天井が分からないよ」

　大谷がFAとなる2023年オフは29歳だ。年齢が上がるたびに長期契約は避けられる傾向にあるが、デービス氏は10年ほどの契約も可能と指摘。テレビ中継中には「4億ドル（約494億円）とか4億5000万ドル（約556億円）といったオファーを得るでしょう」と予想していた。

「そこからでもまだ10年契約が狙える年齢だ。（例えば）10年4億2500万ドルとか？　これは完全な推測でしかないけど、あと2年健康を維持できればいくらでも要求できると思います」

「これも怪我をしないかどうかだ。怪我をせずに二刀流を続けることができれば『僕はフアン・ソトであり、ゲリット・コールでもある』と言うことができるだろう。『彼ら2人分の給料を払ってよ』ってね」