佐々木朗希、史上最年少の完全試合達成 1試合19奪三振の日本タイ記録とW快挙

オリックス戦に先発したロッテ・佐々木朗希【画像:パーソル パ・リーグTV】
オリックス戦に先発したロッテ・佐々木朗希【画像:パーソル パ・リーグTV】

20歳5か月の快挙、13者連続奪三振の日本記録も

■ロッテ 6ー0 オリックス(10日・ZOZOマリン)

 ロッテの佐々木朗希投手が10日、オリックス戦でNPB史上16度目、16人目の完全試合を達成した。1994年に槙原寛己(巨人)が達成して以来28年ぶり。投球数105、ゲーム19奪三振も日本記録に並ぶという歴史的な快投だった。さらにこの試合、1回2死から5回まで打者13人から連続で三振を奪い、これまでの日本記録だった「9」から大幅更新した。

 NPBにおける完全試合は、槙原寛己(巨人)が1994年5月18日の広島戦(福岡ドーム)で記録して以来28年ぶり。パ・リーグでは今井雄太郎(阪急)が1978年8月31日のロッテ戦で記録して以来、44年ぶり。さらに最年少記録は、1960年8月11日の阪神戦で記録した島田源太郎(大洋)の20歳11か月で、2001年11月3日生まれで20歳5か月の佐々木朗はこれも更新した。

 佐々木朗は自己最速に並ぶ164キロを叩き出した直球と、高速フォークを武器に投球を組み立て、オリックス打線を牛耳った。1回2死から5回まで三振でアウトを奪い続けた。6回先頭の紅林の中飛で記録は途切れたものの、その後も1人の走者も許さず、奪三振ショーも続いた。9回2死、杉本から空振りでこの試合19個めの三振を奪い、2つの快挙を同時に達成した。

 連続打者奪三振のこれまでの日本記録は、梶本隆夫(阪急)が1957年、土橋正幸(東映)が1958年にマークした9だった。ゲーム奪三振の日本記録は野田浩司(オリックス)が95年4月21日のロッテ戦で奪った「19」だった。

(Full-Count編集部)

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