フェンス恐れぬ“空中キャッチ”をファン絶賛 ポカ続きの有望株が「汚名返上」
2020年に右飛を弾いてしまいスタンドイン、“本塁打をプレゼント”した
■アストロズ 4ー1 エンゼルス(日本時間11日・アナハイム)
エンゼルスのジョー・アデル外野手が10日(日本時間11日)、あわや本塁打という大飛球をもぎ取るスーパーキャッチを披露した。2020年には外野フライを弾いて本塁打にしてしまう失態を犯した22歳が、汚名返上のチャンスをモノにした。
本拠地でのアストロズとの一戦。3点ビハインドの8回2死一、二塁と、ダメ押し打が出れば試合はもう決まってしまう場面だった。グッドラムの大飛球はレフトのフェンスを越えるかと思われたが、左翼を守っていたアデルがジャンプ一番で捕球。期待の若手の躍動にエンゼルスタジアムは大歓声に包まれた。
アデルにとっては2度の悪夢を払拭するキャッチだった。2020年8月には右飛を弾いてしまいスタンドイン。記録はエラーだが“本塁打をプレゼント”してしまった。さらには9月にも本塁打になりそうな大飛球をもぎ取るチャンスがあったが、今度は掴みそこなってあえなくスタンドインとなった。
本来は身体能力を生かした守備も高く評価されている期待の若手。MLB公式ツイッターが動画を公開すると「これが我々の知っているジョーだ」「なんてキャッチだ!」「彼にはこんなプレーが必要だった」とファンからは温かい声が溢れた。