バット出ない“美しき一球”が「空気抵抗ゼロ」　吉田輝星は「打たれる感じしない」

中継ぎで開花…8試合連続無失点に「惚れ惚れする」

■ソフトバンク 9ー3 日本ハム（23日・札幌ドーム）

　日本ハム・吉田輝星投手の躍動が止まらない。23日に札幌ドームで行われたソフトバンク戦で2回をパーフェクトに抑え、8試合連続無失点を記録。打者が全く動けなかった“最高の一球”に、ファンからは「空気抵抗ゼロのストレートは絶品」「最後のアウトローえぐいな　あれは打てん」と驚きの声が上がった。

　7点ビハインドと大勢が決した状況だったが、本拠地の重たい空気を一掃した。4回に登板すると、グラシアルと上林を簡単に外野フライに。続く柳町に対しては、フルカウントからの6球目に146キロの直球を外角低めビタビタに決めて見せた。捕手が構えたところに制球された勝負球は、ラインが見えそうなほど美しい軌道だった。

　プロ4年目の成長が著しい。特に絶品のストレートは、見る者をうっとりさせるほど。至極の見逃し三振を「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeが注目。ファンも「吉田選手のミットに吸い込まれてくストレートまじで好き」「打たれる感じしないなもう」「惚れ惚れするストレートですな」と唸っていた。