大谷翔平に会心リベンジ 敵軍右腕はOP戦被弾から36日後の歓喜「対戦は素晴らしい」

敵地でのホワイトソックス戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
敵地でのホワイトソックス戦に出場したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

移籍後初勝利のWソックス・ベラスケスはOP戦で大谷に被弾「この男は信じられんな」

■Wソックス 4ー0 エンゼルス(日本時間1日・シカゴ)

 ホワイトソックスのビンス・ベラスケス投手は4月30日(日本時間5月1日)、本拠地のエンゼルス戦で6回途中6奪三振4安打無失点と好投し、移籍後初勝利を挙げた。昨季のMVP男・大谷翔平投手を中直、空振り三振と無安打に封じ、「あれほどの闘争心のある選手と対戦するのは素晴らしいこと。球をしっかり選びながらも常に攻めの姿勢がある打者だからね」と満足げに振り返った。

 会心のリベンジだ。3月26日(同27日)のエンゼルスとのオープン戦では3回途中4安打5失点。1番・大谷には初回先頭打者弾を浴び、2回先頭でも四球を与えるなど、いいところがなかった。「オープン戦で対戦した時、初球にカーブを投げたんだけど、右中間に持っていかれてね。『この男は信じられんな』と思ったよ」。初回2死一塁では速球主体の投球で中直に仕留め、4回2死ではナックルカーブを多投。最後は6球目のナックルカーブを低めに沈めて空振り三振に仕留めた。

 大谷だけではなく、トラウト、レンドンらが並ぶ超強力打線だ。6連勝中のチームを止めるのは容易ではなかった。「ウォード、マーシュ、トラウト、オオタニと続く打線を見て、苦労させられるのは分かっていた。もし狙い通りの投球をしなかったり、カウントで不利になったら、苦しい状況に立たされる。今日すごく助けになったことは、カウント不利な状況でもゾーン内に再び投げ込めたことかな」。86球のうちストライク60球。ストライク率69.8%と攻めの投球で勝ち切った。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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