打席外して三振宣告に打者呆然 “規定時間超過”は「馬鹿げたルール」「酷いな」

マイナーリーグで今季導入された「ピッチクロック」【写真:Getty Images】
マイナーリーグで今季導入された「ピッチクロック」【写真:Getty Images】

カウント2-2から打席を外した打者にストライクが宣告、三振となった

 マイナーリーグで今季導入された「ピッチクロック」。投手は走者なしの場合は14秒以内、走者がいる場合は18秒以内での投球が必要になる。そして打者はタイマーに9秒以上残った状態で構えなければストライクが自動的に宣告される。1日(日本時間2日)に行われたマイナー2Aの試合では、カウント2-2からこのルールが適用されて打者は自動的に三振。ファンは「酷いな」「馬鹿げたルール」と声を上げている。

 投手がボールを投げていないのに三振を宣告されたのはアスレチックス傘下2Aミッドランドに所属するジョーダン・ディアスだ。4回無死で打席に立つと、カウント2-1からの4球目を空振り。高めのボール球に手を出したのが悔しかったのか視線を下に落とすと、一度打席を外した。そして、再び構えようとしたところで、球審はタイムを掛けてディアスに三振を宣告した。“ピッチクロックルール”が適用されたのだ。

 米スポーツ局「ESPN」の人気番組「スポーツセンター」が公式インスタグラムに「投球に対して早く準備ができていなかったため自動ストライクでアウトに。このルールを支持しますか?」と記して動画を投稿するとファンは反応。「捕手でさえ驚いてるじゃん」「(ピッチクロックのルールは)好きじゃない」「それはできない。酷いルールだ」「そんなに時間かけてなかったじゃないか」とコメントを寄せた。

 試合時間短縮策として、今季はマイナーリーグの試合で「ピッチクロック」が試験運用されている。来季はメジャーリーグでの導入が取り沙汰されている新ルール。現状は批判の声も少なくない。

【実際の動画】まさかの展開に呆然…“時間超過”でストライクが宣告され三振になった打者

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