大谷翔平は「エンゼルスの夢を実現した」 前監督が語る二刀流の悲願と脅威

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

2019年エンゼルス監督のオースマス氏はアスレチックスでベンチコーチ「対戦相手として迎えるのは好きじゃない」

 エンゼルス前監督で、アスレチックスのブラッド・オースマス・ベンチコーチが、エンゼルス・大谷翔平投手の思い出を打ち明けた。2019年にエンゼルス監督を務めたオースマス氏は「オオタニの監督をできたことは素晴らしかった。指揮しやすかったよ。とても才能豊かだし、努力家だからね」としみじみと振り返った。

 オースマス氏は2017年オフにエンゼルスのGM特別補佐に就任。フロントスタッフとしても二刀流を見てきた。監督在任中、大谷は右肘のトミー・ジョン手術のリハビリ中。それでも、昨季のMVP受賞は嬉しかったようだ。

「私が監督をしていた時は投手をしていなかった。ここ数シーズンで明らかに打者としての自分の能力を知ったと思う。契約当初、エンゼルスは昨年の彼のような選手になれると思って契約したのだと思う。これだけの圧倒的な投手かつ、得点を稼げる圧倒的な打者になれる、というのはエンゼルスの考えでもあり、夢でもあった。オオタニは確かにそれを実現した」

 監督就任1年目は72勝90敗と大きく負け越し、3年契約1年目で途中解任。今ではアスレチックスのコーチとして二刀流・大谷と対峙する。大谷封じを難しくさせているのは「足」にあると指摘する。

「チームメートにふざけて回るのが好き。でも極めて極めてハードワーカーなんだ」

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