ダルビッシュの7回無失点は「珠玉の投球」 4勝目呼び込んだ“変化”を米絶賛

フィリーズ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】
フィリーズ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:ロイター】

7回無失点5奪三振、四死球0に「以前ほど三振や変化球に頼らなくなった」

■パドレス 2ー0 フィリーズ(日本時間20日・フィラデルフィア)

 パドレスのダルビッシュ有投手は19日(日本時間20日)、フィラデルフィアで行われたフィリーズ戦に先発し、7回無失点の快投で4勝目を挙げた。MLB公式サイトは「珠玉の投球」と投球を称え、今季の変身についても分析している。

 MLB公式サイトは「ダルビッシュ珠玉の投球で、パドレスが東海岸遠征で存在感を誇示」と題した原稿で「7回にわたって見事なピッチングだった。与四球0でフィリーズ打線から5つの三振を奪い、得点圏には1人しか進めなかった」と好投を称えた。

 さらに「今季、このベテラン右腕はまったく新しい自分を作り上げている。以前ほど三振や変化球に頼らなくなった。直球を意のままに操り、結果として弱い当たりを量産している」と投球の変化を指摘している。強い直球を打たせることで意のままにアウトを重ねているというのだ。

 ダルビッシュはこの試合、初回は先頭のホスキンスに左前打を許したものの、後続のボームをスライダーで見逃し三振、シュワーバーを左飛、カステヤノスをカットボールで空振り三振に仕留めるパワーピッチングで波に乗った。6回に1死からホスキンス、ボームの連打で走者一、三塁のピンチを背負ったが、シュワーバーをシンカーで空振り三振、カステヤノスを二ゴロと中軸をしっかり押さえての勝利だった。

 また、フィリーズの地元メディアはもう降参といった様相だ。「NBCスポーツ・フィラデルフィア」は「ダルビッシュはベリーグッドだった。シチズンズ・バンク・パークでは通算25回1/3を投げて失点はわずか4だ」とこの球場での“無双ぶり”を紹介。「フィラデルフィア・インクワイアラー」は「また零封:フィリーズ打線は音なしで、またパドレスに完封負け」という見出しで、フィリーズが3投手のリレーに無得点、この3連戦を1勝2敗と負け越したことを伝えている。

(Full-Count編集部)

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