大谷翔平、77年ぶり偉業も…指揮官は3戦3得点の打線に苦言「もっといい打撃しないと」

Wヘッダーで先発投手→先発打者は1945年ジミー・フォックス以来77年ぶり

■ヤンキース 2ー1 エンゼルス（日本時間3日・ニューヨーク・Wヘッダー第2試合）

　エンゼルスの大谷翔平投手は2日（日本時間3日）、敵地で行われたヤンキースとのダブルヘッダー第2試合に「2番・指名打者」で先発出場したが、3打数無安打で4試合ぶり無安打に終わった。チームは逆転負けで2019年8月以来の8連敗。ジョー・マドン監督は3戦3得点に終わった打線について、「良くないよね。ヤンキースの投球も良かったが、我々はもっといい打撃をしないと」と苦言を呈した。

　77年ぶりの偉業も勝ち星にはつながらなかった。大谷は第1試合で4回途中3被弾4失点で4敗目。第2試合は「2番・DH」で先発出場した。ダブルヘッダーで先発投手、先発野手として出場したのは1945年9月2日（同3日）のジミー・フォックス以来だったが、ヤンキース先発タイヨンに中飛、空振り三振、遊ゴロ。ホームズと対戦した9回2死は四球で出塁したものの、得点につながらなかった。

　8回にスズキの適時打で先制したが、救援陣が粘れず。打線は9回2死満塁の好機を生かせず、わずか2安打1得点に封じられた。指揮官は「ヤンキースの投手陣は良かった。それは認める。我々はあなたが言う通り、落ち着きを取り戻してプレーに集中するべきなのだろう。そのうち調子を戻してたくさん勝つが、今は非常に難しい状況にある」と言葉を繋いだ。

（木崎英夫 / Hideo Kizaki）