104億円左腕が「一身上の都合で」制限リスト入り 「現時点ではチームに戻らない」

タイガースのエドゥアルド・ロドリゲス【写真:ロイター】
タイガースのエドゥアルド・ロドリゲス【写真:ロイター】

5月中旬にIL入り、今月10日に3Aで4回9奪三振無失点も突如チームを離脱

 昨年オフのFA市場で目玉の一人とされ、5年総額7700万ドル(約103億5800万円)でタイガースに加入した左腕エドゥアルド・ロドリゲス投手が13日(日本時間14日)、制限リストに入った。制限リストに入った選手はルール上、ロースター枠から除外され、報酬も支払われない。球団首脳によると「一身上の都合」で「現時点ではチームに戻らない」という。MLB公式サイトが伝えている。

 タイガースに激震が走った。鳴り物入りで入団し、今季の開幕投手も務めた左腕が突如チームを離れることになった。アル・アビラGMは「エドゥアルド・ロドリゲスは一身上の都合により、現時点ではチームに復帰しないことを球団に伝えてきた。エドゥアルドは追って通知があるまで制限リストに入る」と声明を発表した。

「一身上の都合」による離脱。球団からはそれ以上の情報は発信されていない。AJ・ヒンチ監督は「エドゥアルドとは連絡を取っている」とした上で「いつになろうが復帰を楽しみに、引き続き彼をサポートしていく。アル(・アビラGM)の声明はアルの声明だ」と語った。

 ロドリゲスは5月18日(同19日)のレイズ戦で先発も、左胸郭に痛みを訴えて1回持たずに降板し、15日間の負傷者リスト(IL)入り。その後は6月9日(同10日)にマイナー3Aでリハビリ登板、4回9奪三振無失点に抑えて「復帰の準備が整ったように見えた」と記事は伝える。しかし、指揮官が12日(同13日)にまだ先発ローテーションに戻らないと明かし、その翌日に制限リスト入りする事態になった。

 ベネズエラ出身の29歳は、レッドソックス在籍時の2019年に19勝をマークするなど、メジャー通算65勝を挙げている。しかし、今季は8登板で1勝3敗、防御率4.38と苦しんでいた。今後の動向が注目される。

(Full-Count編集部)

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