大谷翔平が「ネクストにいたから」 トラウト敬遠せず決勝被弾、敵将が意図明かす

延長10回に決勝2ランを放ったエンゼルスのマイク・トラウト(右)とタッチを交わす大谷翔平【写真:ロイター】
延長10回に決勝2ランを放ったエンゼルスのマイク・トラウト(右)とタッチを交わす大谷翔平【写真:ロイター】

大谷は5打数無安打もフェンス手前の当たりを放っていた

■エンゼルス 4ー2 マリナーズ(日本時間19日・シアトル・ダブルヘッダー第1試合)

 エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、マリナーズとのダブルヘッダー第1試合に「3番・指名打者」で2試合ぶりに先発出場したが、5打数無安打に終わり、連続試合安打は「11」でストップした。試合は延長10回にマイク・トラウト外野手の2ランにより4-2で勝利した。

 延長10回、2死三塁から放ったトラウトの19号2ランは、マリナーズ戦通算50発目だった。“天敵”にまた打たれたマリナーズのスコット・サービス監督は、勝負の判断について「難しい決断だった。私たちは最も調子のいい、チーム最高の投手で臨んだが、相手はマイク・トラウトだ。彼は過去に私たちからかなり打っている」と話した。

 何よりも、次打者は大谷。この日は快音は響いていなかったが、フェンス近くへの大きな当たりを放っていた。サービス監督は「昨年のMVPがネクストバッターズサークルにいたから、それも判断の要因の1つとなった。数字の観点からすれば、おかしく聞こえるかもしれないが、右投手相手のオオタニと比べて、右投手相手のトラウトと対戦するほうが好ましかった」と説明。

「こういう決断をするのが私の仕事だ。間違いよりも正解を多くしなければいけない。今日は、彼(トラウト)を称えたい」と土壇場での勝負強さを見せた主砲を称えていた。

(Full-Count編集部)

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