大谷翔平の「新契約」は最大596億円? 投手と打者の価値を米専門メディアが算出

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

投手としての価値は7年総額280億円、打者としては7年274億円

 エンゼルスの大谷翔平投手が、今後結ぶ「新契約」はいったいどこまで巨額になるのだろうか。米国で各スポーツの選手契約情報を伝えるサイト「スポットラック」は、投手と野手それぞれの価値を算出。投打二刀流をいつまで続けられるかによって、いくつかのシナリオを提示している。最大で596億円にも及ぶ巨大契約が想定されるという。

 大谷は昨季、打者として46本塁打、投手として9勝という成績を残し、ア・リーグのMVPに輝いた。記事はこの成績が大谷のピークである可能性について「そうである可能性はもちろんある」とする一方で「現代野球において、彼と比較できる選手がいない。彼は独自の道を歩んでいるので、彼の今後5~8年の価値を評価することはとても難しい」と、大谷の未来を予測する難しさを指摘している。

 まず、投手としての価値を算出している。フルシーズン投げられている昨季と、今季ここまでの数字をもとにしている。合計35試合に投げ、投球回数は198回2/3、防御率は3.08で奪三振は246個だ。

 大型契約を結ぶ直前の2年間に好成績を残したトレバー・バウアー(2019-20)、スティーブン・ストラスバーグ(2018-19)、パトリック・コービン(2017-18)、そしてダルビッシュ有(2016-17)と比べた時に、大谷の数値はほとんどの項目で他の投手より優れており「弱点は、登板数が少ないことと1試合あたりの投球イニング(5.67回)だ」としている。大谷は二刀流を実行するため、登板間隔が大リーグでは標準的な中4日ではないためこれは避けられない。

 比較の上、年齢やここまでの成績を勘案した「投手・大谷翔平」の適正契約は7年総額2億600万ドル(約280億450万円、年平均40億円)と算出している。

 次に、打者としての価値を算出している。ここでも2021年以降、1年半の成績がベースだ。比較されているのはアンソニー・レンドン(2018-19)、ブライス・ハーパー(2017-18)、ジョージ・スプリンガー(2019-20)、ホセ・ラミレス(2020-21)。その上で「打者・大谷翔平」の価値は8年総額2億200万ドル(約274億6000万円、年平均34億3000万円)だとしている。

二刀流をどこまで続けられるかで総額が変動

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