ダルビッシュへの信頼揺らがず 名将マドン監督「世界で最高の投手の1人」
4試合登板で防御率6.86、投手コーチは「問題は1つではない」
新天地のカブスで開幕から4試合に登板し、防御率6.86、WHIP(1イニングあたりの安打+四球)1.63とらしからぬ成績が並んでいるダルビッシュ有投手。4試合中3試合で5回に崩れてKOされており、いまだ白星を挙げられていない(2敗)。もっとも、5回までは好投しているというケースがほとんどで、投手コーチや指揮官はダルビッシュの“復活”を確信している。
米メディア「ザ・スコア」によると、ラジオ番組に出演したカブスのジム・ヒッキー投手コーチはダルビッシュについて「彼がピンチを逃げ切り、傷口が広がるのを防げるかにかかっている。我々は改善しようと努めている」と話したという。実績のあるダルビッシュが、1イニングにこれだけの集中打を浴びる。しかも、同じようなことが続く。これはダルビッシュの投球、ボールだけに問題があるわけでないというのだ。
「5、6打者を連続で出塁させた場合、コントロールミスや誤った球種選択など、問題は1つではない。おそらくこういった要因が重なった結果だと思う。もしくは、それぞれの要因のちょうど中間に真実が見出せるのかもしれない」
同コーチはこのように話した上で、「彼の球や経験、そして実績があれば、彼は良くなると心から思う」とも言及したという。ダルビッシュほどの投手がこのまま低空飛行を続けるわけがないと強調している。