勝率2割台でパ最下位に低迷する楽天、弱点は「打線」と「救援投手陣」!?

楽天・梨田監督【写真:荒川祐史】
楽天・梨田監督【写真:荒川祐史】

6勝16敗の勝率.273と苦戦、チーム打率.218は最下位

 NPB各チームはペナントレースの7分の1程度を消化し、各球団の勢力図が明らかになってきた。パ・リーグでは、昨年は快調なスタートを切った楽天が6勝16敗、勝率.273で最下位に沈んでいる。

 楽天の低迷の最大の原因は貧打だ。チーム打率.218は断トツで最下位となっている。

 規定打席以上の打者の成績。

15位 岡島豪郎 .279 2本塁打5打点
22位 ウィーラー.239 1本塁打3打点
23位 茂木栄五郎.235 0本塁打4打点
24位 島内宏明 .227 1本塁打1打点
25位 アマダ― .225 4本塁打9打点
34位 銀次 .211 1本塁打11打点
38位 ペゲーロ .167 3本塁打11打点

 開幕以来、レギュラーを固定しているが、ほとんどの選手のバットが湿っている。自慢の外国人トリオの本塁打は合わせて9本。西武・山川穂高1人の本塁打数と同じだ。今春、オープン戦で首位打者になった期待の内田靖人は3試合で9打数0安打、早々に2軍落ちした。新しい顔が出てきていないのも悩ましいところだ。

 楽天のチーム防御率は3.57でリーグ1位。投手陣はまずまず頑張っているが、打線の援護がない状態だ。ただ、楽天は防御率の根拠となる自責点は83だが、失点は91。失策が絡むなど自責点にならない失点が多いのも事実だ。

昨年「勝利の方程式」を担った松井&福山&高梨が揃って防御率6点台

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