大谷翔平にリーダーの自覚 3歳年上の盗塁王に移籍初日に声がけ「何でも言ってね」
16年62盗塁のビヤーは畏敬の念「100万人に1人の存在かもしれない」
エンゼルスのジョナサン・ビヤー内野手はブルワーズ時代の2016年に62盗塁を決めて盗塁王を獲得。6日(日本時間7日)の敵地・マーリンズ戦では三盗を決めて移籍後初盗塁をマークした。メジャー10年目で通算1023試合出場、895安打を誇る31歳だが、大谷には畏敬の念を抱いているという。
ビラーは7月2日(同3日)にエンゼルス入り。まだ加入したばかりだが、大谷のプレーに驚かされる毎日だ。6日(同7日)のマーリンズ戦では7回10奪三振無失点と好投し、自ら決勝2点タイムリーを放った。目を丸くして振り返った。
「信じられない活躍だったね。1人の人間があんなことをするのは、生まれてこの方、見たことがない。投打同時出場なんて。信じられない。だって多くの投手は(自軍の攻撃中は)休みたいだろう? でも打者としても出場するとなると、打席に向かわなくちゃならない。信じられないよ」
初めて目の当たりにした投打フル回転。ビヤーは試合中の興奮のままに、大谷へ「普通じゃない。あんなの見たことない。99マイル、100マイルの球を投げたかと思えば、打席では打って全速力で走る。信じられないよ」と伝えたという。そして、確信したかのようにこう続けた。
「もしかすると、100万人に1人の存在かもしれない。だから、信じられないね」