田中将大、大谷と対戦お預けも6回1失点の快投 今季最多9奪三振で4勝目の権利
今季最多の9奪三振をマーク
ヤンキースの田中将大投手が28日(日本時間29日)の敵地エンゼルス戦で6回2安打1失点、今季最多の9奪三振の好投を見せ、4勝目の権利を持って降板した。大谷翔平は前日に左足首を捻挫し、この日はスタメン回避となり注目された対戦はお預けとなった。
初回に5点の大量援護をもらった田中の立ち上がり。先頭のキンズラーをスライダーで空振り三振、トラウトを二ゴロ、アップトンを一飛に打ち取りわずか9球で3者凡退に抑える。2回はプホルス、バルブエナ、コザートを圧巻の3者連続三振に仕留める。
3回も簡単に2死を奪ったが、マルドナードに四球を与えこの日初めてランナーを背負う。だが、キンズラーを右飛に抑え序盤をノーヒットピッチング。田中は4回の先頭・トラウトにこの日初安打となる左前打を浴びたが、アップトン、プホルス、バルブエナを3者連続三振で切り抜けた。
快投を続ける田中は5回。先頭のコザートに左翼席に飛び込むソロを浴び失点したがカルフーンを空振り三振、マルテを遊ゴロ、マルドナードを三ゴロに抑える。6回は1死からトラウトをストレートの四球を与えたが、続くアップトンを今季最多9個目となる空振り三振を奪い、プホルスを二飛に抑え降板となった。
これまで田中はエンゼルス戦で通算4試合に登板し防御率1.63と対戦全球団の中でも最もいい成績を残している。さらに4試合全てでクオリティースタート(6回以上投げ、自責3点以下)を達成。“お得意様”相手に今季最多の9三振を奪う好投だった。
ヤンキース打線は初回に相手失策、サンチェス、アンドゥハーのタイムリーなどで5点を奪うと、2回もジャッジ、ヒックス、ウォーカーのタイムリーなどで5点を追加し大量10得点を挙げ田中を援護した。
この日は88球を投げストライクは59球。防御率は4.37となった。